IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは、磁力線の働きにより鍋底自体を加熱する仕組みになっています。火が出ないために安全性も高いと考えられます。さらに、安定した加熱管理制御が容易に行えるため、素材を均一に加熱する料理やスープなどの液体の加熱に適しています。調理後にはプレートを拭くだけで手入れが可能なので、掃除が楽な点が利用者に喜ばれています。
IHクッキングヒーターの寿命
IHヒーターの寿命は10年~15年と言われています。生産終了したIHヒーターの部品をメーカーが保存している期間が約10年ということが大きな理由です。長期間使用した後に、修理に出すと部品が無い!ということになり、買い替えるしかなくなってしまうのです。ガスコンロと比べてみると、火を使わないIHヒーターの方が、2~5年ほど寿命が長いと言われています。ガスコンロは、油汚れなどが付着しやすく、センサーなどの故障の原因となってしまうからです。
IHヒーターを寿命通りに10年以上使うためには、お手入れをきちんとする必要があります。
IHクッキングヒーターのお手入れ方法
軽い汚れの場合 |
雑巾やふきんなどで汚れを拭取る |
油汚れの場合 |
雑巾やふきんなどに薄めた台所用洗剤を染み込ませ汚れを拭き取り、仕上げに清潔な雑巾やふきんなどで再度拭き取る |
取りにくい汚れの場合 |
クリームクレンザーを汚れている部分にかけ、汚れ部分を丸めたラップやアルミ箔でこする。仕上げに清潔な雑巾やふきんなどで再度拭き取る |
取りにくい汚れの場合
クリームクレンザーを
汚れている部分にかける
汚れ部分を丸めたラップや
アルミ箔でこする
仕上げに清潔な雑巾や
ふきんなどで再度拭き取る
グリル部分の寿命
魚を焼いたりするグリル部分の寿命は、魚の油などで劣化が進みやすい為、7~10年と言われています。焼き網、グリル皿、ドアパッキンは消耗部品となっているため、劣化してきたら、定期的に交換していく必要があります。グリルのお手入れをきちんとすることにより、劣化を防いでくれます。お手入れをすることで消臭効果もあります。
グリルのお手入れ方法
一般的なグリル空焼きの方法
※お持ちの機種の空焼きの手順を必ずご確認下さい。
焼き網と受け皿、受け皿ホルダーを外して汚れを拭取る
※落ちにくい汚れは台所洗剤を染み込ませて拭き取って下さい
グリルの扉を閉めて「お手入れ」のメニューを選ぶ
空焼きがはじまり、終了するとブザーで知らせてくれる
※空焼きは年に5~6回程度おすすめ
IHクッキングヒーターの寿命のサインとは
お湯が沸きにくい
電源が入りにくい
両方ともに劣化により起こる症状です。
この状態が続くようなら、買い替えの時期かもしれません。
IHクッキングヒーターを長く使用するためには
煮こぼれ吹きこぼれは出来る限り防ぐ
トップコート表面のひび割れや亀裂を防ぐ
IH非対応の鍋を使用しない
少しでも長く使えるように心がけてみましょう。